75歳を過ぎると、「役所の諸手続が前より心痛になった」と感じる方が増えてきます。特に、介護施設への入居を検討し始めた前後は、これまで経験したことのない行政手続きが短期間に集中します。
たとえば、介護保険の申請や更新、施設利用に関わる各種証明書の取得、費用軽減の申請、入居に係る光熱費等の契約変更などです。
さらに、役所の担当課の中で係ごとに細分化し、窓口の担当がマニュアル以外の対応ができず、加えて、誤った指示をされ、「再度、区役所に同じ案件で出向く」・「待ち時間が非常に長い」といった負担が積み重なります。
さらに、75歳以降は、自動車免許を返納されてる方が多い中、バスの本数が少なかったりすると、「行くこと自体」が大きなハードルになります。この段階で多くの方が、施設を探す前に、役所の手続きで心が折れてしまう方が少なくないのが実態です。
(1) 行政手続きは「行く」以外の選択肢
「役所の手続き=窓口に行くもの」と思われがちですが、現在では、ほとんどの申請手続きが電子申請(オンライン申請)に移行しており、75歳以上でネット・操作ができれば、自宅で申請手続きは可能です。(一部自治体は電子申請に移行していない場合はできない)
介護保険に関する一部の手続きは、マイナポータルを使ってオンライン申請できる自治体が増えています。
自宅で申請できるのは大きなメリットですが、マイナンバーカードが必要、添付書類は後日郵送など、注意が必要です。
自治体によっては、申請書を郵送で受け付けています。
「一度も窓口に行かずに済んだ」というケースもありますが、記入漏れや書類不足で不備補正指摘され、時間がかかることがあります。
本人が動けない場合、代理人が手続きを行えるものもあります。
ただし、手続きの種類によって代理申請が可能か否か確認必要、委任状が必要。
「どの方法が使えるか」を最初に役所に確認をすることが、労力軽減・外出を減らす第一歩です。
(2) 施設入居で増えやすい手続きチェックリスト
施設入居の前後で、特に発生しやすい行政手続きは次のようなものです。
① 要介護・要支援認定の申請、更新、区分変更
② 介護保険被保険者証の再発行
③ 介護保険負担割合証の確認
④ 負担限度額認定申請(食費・居住費の軽減)
⑤ 高額介護サービス費の申請
⑥ 住所変更に伴う各種手続き(住民票、マイナンバーカード、後期高齢者医療資格確認書、保険関係など)(東京23区内の場合)
※ 都外・県外の場合には、さらに手続きが増えます。
あらかじめ、ペーパーに書き出して「自分に必要な手続き」を整理し、「見える化」することで、労力と心痛は軽減されます。
または、高齢者支援の「各種手続き」について、手続きの代理申請等に精通している専門の行政書士等に依頼することが最善の方法です。
(2) 失敗しないコツ:書類不備を減らす「3点セット」
役所手続きで最も多いトラブルは、「書類不備による差し戻し」です。これを防ぐために有効なのが、次の3点セットです。
手続き一覧表
やるべき手続きと提出先、期限を一枚にまとめる。
書類一式ファイル
本人確認書類、保険証、印鑑、通帳コピーなどをまとめて保管。
連絡先メモ
市役所担当課、施設、ケアマネジャー、家族の連絡先を整理。
この3点が揃っているだけで、窓口対応や郵送申請が格段にスムーズになります。
「何から手をつけていいか分からない」、「役所に行くのが負担になった」と、感じた時点で、外部の専門機関の支援を利用するのは、「自然な選択」です。
行政書士やまと総合法務事務所(行政手続き支援)では、
施設入居に関わる行政手続きの整理
必要書類の準備とチェック
郵送・代理を含めた現実的な進め方の設計
移動が必要な場合の段取り調整
を通じて、「役所手続きでつまずかない状態」をつくります。すべてを任せる必要はありません。
「この手続きだけ支援してほしい」という利用も可能です。
施設入居に向けた行政手続きで大切なのは、知識よりも段取りです。
何が必要か
どこに出すのか
どうやって進めるのか
これを一枚の「手続き台帳」にまとめるだけで、負担は軽減します。
そして、台帳を作る段階で「ここは一人では難しい」と感じた部分を、行政手続き支援サービスで補う。それが、70代からの老後支援を無理なく進める、現実的な方法です。
必要になってから慌てないために、今できる準備から始めてみてください。
行政書士やまと総合法務事務所では、ご相談を無料で承っております。お気軽にご相談ください。
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