リタイアのない生き方とは?



「リタイアのない生き方」について、考えてみましょう。

 

最近、「定年後の働き方」や「再雇用後の生き方」などの書籍が多く出てますが、どれも、現役を退くことを前提とし、「リタイア後の余生をどう過ごすか」についての話が多いようです。

 

私は、定年退職後9年目となりますが、現役時代より、輝いた充実した生き方で、日々を過ごしています。

 

行政書士事務所、会社経営(不動産・WEB制作等)、農業経営に加えて、新たな国家資格も1年に一つの取得を目標に、日々、知識の蓄積を心掛け、年齢に関係なく、現役ビジネスマンで貫いています。

 

やり抜く仕事には、自身の年齢(70代・80代)は関係なく、体調が続く限り、この先、10年・20年と仕事は続けることができます。

 

今、私の年代には、会社員(公務員含む)であった方は、定年退職後の再雇用(関係機関への再就職)も終わりの時期が迫り、健康上の問題もありますが、心身ともに、老後ライフで過ごされている方、または、過ごす予定の方が多くいらっしゃいます。

 

一方で、定年退職後の再雇用・再就職は考えないで、それまでの会社(役所)の肩書も捨てて、独立可能な資格(税理士・社労士・司法書士・行政書士・土地家屋調査士・宅地建物取引士など)(現役時代の取得も含む)を取って、新たなチャレンジで、現在も、現役以上に、ビジネスの世界で、若い方と一緒に輝いている方も少なくありません。

 

老後ライフの多くの方も、「できる限り仕事を続けたい」と考えているところですが、「働ける場所がない」、「年齢で雇ってくれない」、「今の時代に対応できるスキルがない」などと思い込んでいる方も多いようです。

 

ご自身のスキルについて、今の時代に、本当に対応できないでしょうか?

 

しっかりとしたスキル・キャリアを積み重ねたビジネスマンであれば、自分を必要とする「輝ける場所」は、きっと見つかります。

 

私は、大学卒業後、大手ゼネコンに入社し、技術職ではありませんが、5年間、建築現場でヘルメットをかぶり、日々、建築施工の現場で、基礎・土工・鉄骨・鉄筋・コンクリート打設、設備、外壁、屋根、内装などの工事を学んでました。

 

ビルが完成するまでの間、現場における建築知識・技術の吸収に没頭し、職人の施工技術を観察しつつ、設計図面・施工図面と悪戦苦闘してました。

 

そのうち、設計図面の読み方や積算のための数量の拾い出し方法などが分かるようになって、施工図面まで自分で製図ができるようになり、さらに、所要額の積算までできるスキルが身につきました。

 

このスキルが40年以上経った今も、建築・設計の知識を要する許認可申請や、土地・建物に関する不動産売買の物件説明に、なくてはならないスキルであり、今の仕事につながっているスキルです。

 



人生にリタイアは、ありません!リタイアをしない生き方は、どなたも、可能です。

 

「仕事に対する気力が落ちかけている定年退職後に、果たして、チャレンジできますか?」のご質問が当事務所にあります。

 

そんな時、私は、「チャレンジできます。それは、今、ユーザーからの需要には、あなたがこれまでの仕事で身につけたノウハウ・キャリアを活かせる大きな価値を持っています。多くの人は、それに気づいていないだけです。」

 

例えば、今、政府が急ピッチで進めている「デジタル化」では、各省庁の多くの申請(可能な申請は全て)が1~2年以内にインターネットを利用した「電子申請」に移行します。(既に県・区市町村と試行的運用に入っているシステムもあります。)

 

これは、利用者にとって、入力操作が難しいシステムではないのですが、各電子申請の手順に慣れないと、申請までたどりつけない難解な面もあります。よって、本人に代わっての「代理申請」は大きい需要があります。

 

この代理申請の需要は、今後、全国どこでもありますので、パソコン・インターネット・申請システム操作等の基礎的なIT知識があれば、仕事の依頼を受けるチャンスが多くあります。 

 

行政書士など、士業の業界でも、「年配の方はITに弱いので対応できない」と偏った考え方をされる方が少なくありません。

 

しかしながら、我々の年代で、パソコンに関心のあった者は、パソコンが市場に出た1980年代当初からBASICやCOBOL等でプログラムを制作するスキルを有しており、その後のインターネットの普及に伴った各ソフト・ツールにも対応し、さらに、ホームページ制作のためのスキル・キャリアを持って、現在でも、WordpressなどのCMSを自在に扱って、WEBサイト制作に携わっている方も少なくありません。

 

定年退職後の年齢層には、「ITができない」と言っている方の多くは、ご自身の周辺にITを扱う者が少ないことにより、誤った偏見を持たれていると思われます。

 

IT知識とIT操作は、年齢に関係ないことをご理解いただきたいところです。

 

これ以外にも、長年の会社員(公務員等含む)で蓄えたスキル・ノウハウを有した方は、需要が高い部門であれば、仕事の依頼は確実にありますので、ご自身に意欲があれば、チャレンジできる状況です。 

 



こうした状況の中、高齢者の雇用について、「定年延長」・「再雇用」などと言われてます。

 

逼迫している年金財政からの施策誘導はありますが、そこには、生産性のある業務や付加価値のある業務ではなく、ご自身のノウハウを活かせる輝いた仕事があるのか、疑問です。

 

そこでの仕事が、ご自身のスキルが活かせる仕事であるなら、輝いた時間が過ごせるでしょう。

 

また、現役と時の変わらずに、元気で、バリバリと仕事ができるのにもかかわらず、老後という「余生」にばかりに気持ちが向かうのはもったいないところです。

 

定年後、年齢を重ねても、人生にリタイアは、ありません。仕事を離れた場合、年齢によって、気力・体力を失ってはなりません。

 

ご自分の人生を経営するのは、自分自身です。

 

何ごともポジティブに考えて、これまでのご自身のノウハウとスキルで、新たなチャレンジをして、人生を輝かせましょう。

 


【徒然のひとこと】 

仕事において、どこの経験でも、どんな仕事でも、繋がってますので、何かに活かすことができます。

  

私のこれまでの「ゼネコンでの建設現場の経験」、「中央官庁での行政事務の経験」、「農業就業の経験」、「WEBサイト制作の経験」など、どの経験をとっても、今の仕事の骨格となっています。

 

人生に、例え失敗が多かった経験でも、無駄な経験はありません。培ったスキルとノウハウは、それ自体に価値を持っており、それがチャレンジするためのツールとなります。

 

セカンドライフ・シニアライフについて、ご相談をお待ちしております。