~起業に求められることは~



引き続くコロナ禍の中、起業についてのご相談が多くなっております。

 

新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食業や宿泊業などは、苦戦が続き、経営が見通せなくなって、休業・廃業が少なくない状況が続いています。

 

コロナ禍によって、経済活動の停滞が続き、雇用・就業に大きな影響を及ぼしており、継続的な就業を望んでいても、希望しない「やむなく退職」で、これからの就業に悩んでおられる方からの「起業」に関する相談が大半を占めております。

 

今回のブログでは、「~起業に求められることは~」で、思いをフリーで綴って書き留めました。

 

私の場合には、退職後、自分の「何をしたい」の想いで、行政書士業を開業・起業し、9年目を迎えてます。当初は、ご多分にもれず、仕事の依頼は全くなく、どうしたら仕事の依頼がくるのだろうか?と自問自答してましたが、業務が軌道にのったのは、3年目を過ぎたころからです。

 

仕事の照会・問合せが徐々に来たキッカケは、現役時代には、パソコンはワードやエクセルを使う程度で、WEBやホームページには、IT関連が好きでもなかったので、全く関心もなく、理解もできない状況で、IT関連の勉強も遠い存在でした。

 

起業して、行政書士業を始めても、知人等からの紹介による方法以外、何もメルマークのない自分を、見つけてくれるユーザーは、現れるわけがありません。

  

それでは、どうすれば、見つけてもらえるだろうか?

 

それは、ユーザーが求めてる情報がある「良質なホームページ」の提供であり、その求められるホームページは、WEB制作事業者に依頼すれば、費用はかかるが、短期間でホームページ作成・提供が可能でした。

 

しかし、公開後の運用・管理・費用に係る疑問から、単にホームページ制作事業者に依存することは「自らの広報力をゼロに等しくする」行為であることに気づき、【ホームページは、「自ら制作」が唯一生き残るための必要不可欠のツール】であるを確信し、苦手科目を克服する覚悟で取組みました。

 

始めは、入門用の書籍に書いてあることすら理解できずに、ハードルはとても高かったところですが、ひと山乗り切れば、何をどうすればいいか、理解が進み、半年後に「自ら制作」のホームページが完成しました。

 

完成・公開しても、アクセスがなければ、仕事の依頼がない現実は同じことですので、コンテンツ・情報の更新・追加について、毎日、絶えず新たな情報を入れ込み、また、関心の高い事案による「ブログ」や話題性の高い「コラム」の発信を実行して続けると、その内、アクセス数も日々多くなり、ホームページからの「お問合せ・ご照会」が少しづつ増えていったところです。

 

今になってみると、「自ら制作」しなければ、コンテンツの更新や運用について、事業者に丸投げ状態となるため、検索上位は見込めす、ユーザーが見つけてもらえる「良質なコンテンツがあるホームページ」には認識されずに、「起業して5年以内の廃業」が現実となっていたはずです。(※5年以内の廃業率は、85%超)

  

このことから、「起業は誰でもできるが、継続的な収益を生み出すたことは、とても難しい」と言われてますが、この難問の回答の一つが、「自ら仕掛けるWEB(ホームページ)広報が最優先」では、ないでしょうか。

 

私の場合には、「自らホームページ制作」、これが「廃業5年ライン」が突破できた大きな要因となりました。

  

この第1弾のホームページの制作以降、新たなITスキルを日々身に付け、新規WEBサイトをこれまでに5年間で「7本」の制作を手掛け、行政書士以外の業務も含めて、受注の8割以上が「自ら制作」のホームページからの依頼となっています。

 

◆起業には、自分を知ってもらうアイテムを多く持つ、その一つに「自ら制作WEBサイト」を位置付けてみましょう!

 



次に、<起業に求められることは、なにでしょうか?>

 

それは、自ら考え、社会(顧客)が必要とするものを、必要とされたタイミングで渡せるものを商品(サービス)とすることです。

 

そのサービスの提供には、前提として、国家資格が必要なサービスもありますが、結果として、求められるものは、商品(サービス)の「質」で選ばれます。

 

「質」で選ばれるためには、部門にもよりますが、クオリティ・専門性に優れ、差別化ができるものでないと、選ばれません。

 

そのためには、「起業前に、何をするか」の問いについては、「 必要とされる商品(サービス)」を「どうように創り出して、どのように選ばれて、提供していくか」の答えを持っておかないと、「5年廃業の壁」を乗り切れなくなってしまいます。

 

起業家として成功するには、<「考動力」を磨く>という取り組みがあります。

 

これは、1437年創業で、日本最古の企業と言われてます「金剛組」(神社仏閣の「宮大工」)の教えをご紹介します。

 

1 自己投資

2 自ら学び

3 自ら実践し

4 記録に残し

5 人に教え

6 パートナーを募り

7 ともに豊かになる

 

◆このフローチャートで、起業に当たっての「商品(サービス)」を、自ら考え、行動しましょう!

 


【徒然のひとこと】 

起業は、自ら考えるアプローチで、継続的な収益が生み出すことができます!。

 

今、コロナ禍だから、新たな商品(サービス)は、チャンスとなります。

 

それには、ゼロからビジネススキームを組み立てる必要があります。

 

投資費用も必要となりますので、現在、応募の受付(第3回)中の「事業再構築補助金」の活用がおすすめです。当事務所は、補助金申請支援を行っておりますので、お気軽に、ご相談ください。